Health care column

養生コラム

初秋の養生について

2024.09.17

9 月も半ばだというのに、残暑が厳しく身体にこたえますね。
暦の上ではもう秋、初秋の頃。
中医学では秋の養生は初秋と晩秋に分けて行います。

初秋はまだ気温は高いですが、湿度が下がり始 め空気が乾燥してきます。
この時季の養生で大切なのは、夏の間に身体に溜め込んだ熱(余熱) を冷ますこと。


気温が高く湿度が低い状況だと津液(体の潤い)を消耗しやすくなります。
いまの時季は、激的に辛い物やたっぷりの香辛料をとると津液を激しく消耗し、肺の乾燥による咳、大腸の乾燥による便秘、肌の乾燥による小じわなどの原因となりますので控えましょう。
また、猛暑により気血水を消耗していて体調を壊しやすい時季でもあります。
無理をせずリラックスできる時間を確保して、自分に優しく過ごしましょう。

画像は「秋の白いスープ」。
気血水を補う薬膳スープです。
鶏のボーンブロスをベースに 豆乳を加え、鶏手羽肉、山芋や白いブナシメジを具材にし、最後に松の実を散らしました。

→ボーンブロスのレシピはこちら

晩秋の養生についてはまたの機会にお伝えしますのでお楽しみに。

日々是薬膳の涼潤茶は体にこもった余熱を冷まし潤いを補給する薬膳茶。
夏にダメージを受けたお肌の修復のためにもおすすめです。