Health care column

養生コラム

酸甘化陰(さんかんかいん)

2025.09.26

季節は二十四節気でいう「秋分」に入りました。
日中はまだまだ暑いものの、朝夕は涼しくサラリとした心地良い空気に秋を感じられるようになりました。

湿度が下がると胃腸機能は向上するので徐々に食欲がわき、 「食欲の秋」といわれるように食べられる量も増え消化吸収されやすいので、秋は養生に最適な季節とされています。

秋の養生の基本は「滋陰潤肺(じいんじゅんぱい)」 。乾燥に弱い肺を養うために潤いを補給するという養生です。秋の養生の代表的食材の「梨」を用いた梨シロップは古典薬膳でもよく登場します。
薬膳には「酸甘化陰(さんかんかいん)」という言葉があり、酸味と甘みを同時に摂ることで体内の潤いである陰液を生み出すと考え方があります。

甘酸っぱいシロップはこれからの乾燥の季節に最適なのです。
日々是薬膳の養生クラフトシロップキットを用いて、秋の養生にピッタリな薬膳梨シロップをつくることが出来ます。
レシピは公式サイトで公開しています。
作った薬膳梨シロップはお湯で割って飲んだり紅茶に入れて飲んだり、炭酸水で割っても。
ナツメや枸杞の実、竜眼肉、陳皮で気血を補う効能と精神安定の効能もプラス。

優しい甘さでほっこりと気持ちもほぐれます。
秋の養生に是非お役立て下さい。