Health care column

養生コラム

秋冬は甘い物を食べても良い季節!?

2023.11.08

秋冬は丁寧に淹れたコーヒーとこっくりしたスイーツが美味しいですね。

家にこもって仕事をすることも多いのですが、このブレイクタイムが結構大事だったりします。

薬膳では甘い物、特に砂糖はどのように考えられているのでしょうか。

砂糖は大きく分けて白砂糖と黒砂糖がありますが、作用が異なります。

■白砂糖…体の熱を冷まして潤いを与える

■黒砂糖…血行を高めて体全体を温める

これから季節は冬に向かい寒さが増すとともに、冷え症状と血流の低下が起こりやすくなります。

ご自宅で使うお砂糖は体の熱を冷ます白い砂糖ではなく黒いお砂糖を。

私は使いやすいきび砂糖メインで使っています。

寒い朝にチャイを淹れて甘味は黒砂糖でつけると体はさらに温まりますのでおすすめです。

それから、砂糖の性質の一つに、抱え込んだ水を離さない「保水作用」があります。

季節の養生の場合、梅雨や夏の蒸し蒸しと湿度高い時季は甘い物をとるとむくみやすくなってしまいます。

一方、今のような湿度が低く空気が乾燥している秋冬の時季は潤いを保つことができる、と考えられます。

しっとりした使用感のティッシュペーパーを舐めたら甘い、という話を聞いたことがありますが、砂糖の保水作用を活用したそんな商品があるように納得ですよね。

肌の乾燥が気になるこれからの季節は甘い物を食べても潤いを保つため、といっても食べすぎると、やはりむくみの原因になってしまいますので、あくまで適量を、「甘いものは少しだけ♪」を心がけて砂糖の効能を上手に活用しましょう。