季節は二十四節気でいう「春分」に入りました。
『陽長陰消』 の時。
春分を境に昼が長くなり、陰から陽へ転じる時期であると考えられています。
春分の時期は気温差、気圧の変化、環境の変化により自律神経が乱れやすく、動悸や発汗、精神不安、睡眠の不調などが現れやすくなります。
中医学ではこういった不調の原因は気の流れの乱れが原因とされ、 気の流れに関わる臓器である『肝』の養生によりこの不調を改善します。
陰陽五行において春の臓である『肝』の養生の一つに、青い(緑)のものを積極的に摂るとう考え方があります。
私も春は葉物野菜を積極的に摂りますが、 特におすすめは菜の花とクレソン、 どちらも肝に帰経する食材です。

菜の花は冬の間に溜め込んだ毒を解毒し、 こもった熱を排出して血流を促します。
クレソンは春のイライラやのぼせを解消し、 肝の血流を促して潤いを補い、 同じく解毒の効能も。
気の巡りを促すハーブ類や柑橘類も春には欠かせないものです。
青々とした葉野菜とハーブ、 柑橘をふんだんに使ったお料理で春の不調を和らげましょう。
日々是薬膳の 『巡気茶』 は気の流れを整える効能ですの今の季節にピッタリ。
ジャスミン、レモングラス、陳皮のブレンドで爽やかな香りのブレンドです。