Health care column

養生コラム

こころが疲れた時のリカバリー法

2024.05.13





ゴールデンウィークが明ける頃になると 良く耳にする「五月病」という言葉。
身体のだるさ、疲れやすさ、意欲がわかない、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れない、食欲がない、人に会いたくないなどの心身の症状が現れることがあります。

五月病は、正式な医学用語ではありませんが、対処せずにいるとうつ病を発症してしまうケースもあるので要注意です。
上記のような症状が現れた時は可能な限り休息をとり無理をしないこと。
自分の心地よいと感じられる空間に身を置きましょう。

私はこころが疲れてしまった時は自然の中に身を置き、深い呼吸を意識して、自然界にあふれる精気を取り込みます。
中医学では「気」は生命エネルギーであり、健康維持にはこの 「気」を十分に補い巡らせることが重要とされます。
「気」を補うためには第一に食事からですが、自然界にある精気を取り込むことでも補うことができます。
私はこのような時は海に行き砂浜を素足で踏みしめ30分はすごし、海辺の温泉につかります。
緑があふれる風通しの良い場所にあるお店で食事をゆっくりします。


こうすると不思議と身体と心がすっきりとし、また日常へともどる気力を養えます。
人間は自然の一部なのだと再認識する瞬間でもありとても大切な時間です。

日々是薬膳の「巡気茶」は鬱々とした気分の時に是非お飲みいただきたいブレンド茶です。
綺麗な景色を眺めながらゆっくり飲めるとさらに良いですね。
心の疲れによる症状は見逃さず、リカバリーするための時間をぜひ大切にお過ごしくださいね。