Health care column

養生コラム

 汗をかける身体に 

2024.05.28

鹿児島は梅雨入り間近。
早くも夏を思わせるような暑さを感じる日々が続いています。
気象庁の予報によると、高温傾向が続き、今年も暑さの厳しい夏となるでしょうとのこと。
あぁおそろしや。 

さて、皆さんはちゃんと汗をかくことができますでしょうか。
汗をうまくかけない方は要注意です。
デスクワークメインの方、スポーツをする習慣のない方、入浴の際湯船に浸かる習慣のない方に多いのですが、汗をかけない方は体内に余分な熱がこもりやすく、体温調節がスムーズにいかず熱中症になるリスクが高まります。


体の余分な熱は、熱を冷ます清熱の食材(キュウリ、ナス、スイカ、トマトなど)を摂るか、発汗によって発散させ熱を放出する2つの方法があります。
発汗によって熱を発散させるためにはスパイスを活用しましょう。
東南アジアなどの暑い国の食文化にはスパイスが多く使われていますが、これは体にこもった熱と湿を発散させて体温調節をするためだと言われています。


写真は私の教室で作った薬膳カレーです。
カレーやタンドリーチキン、スパイシーフリットなどのスパイスを使ったお料理を食べ、毛穴を開き発汗を促します。


汗をうまくかけないという方は、スパイスを活用し本格的な夏の暑さがやってくる前に汗をかく習慣を身につけましょう。
とはいえ、汗のかきすぎは気虚の原因となるためほどよくかく、が正解です。
ダラダラと汗がひかない場合は梅、レモン、お酢などの酸味を摂り、毛穴をひきしめます。 

日々是薬膳の涼潤茶は、身体にこもった余分な熱を冷ましほてりを改善。
紫外線による肌ダメージの回復を助け潤いを与えます。
ハイビスカス由来の程よい酸味が特徴的なこれからの時季に大変おすすめな薬膳茶です。是非お試しください。