夏は強い日差しや高い気温によって汗をたくさんかき、体の「気(エネルギー)」や潤いが消耗しやすい季節です。
また、冷たい飲み物や食べ物を摂る機会が増えることで胃腸の働きが弱まり、「食欲がない」「疲れが抜けない」「体が重だるい」といった夏バテの症状が現れやすくなります。
そんな夏の養生におすすめしたいのが、旬のとうもろこしです。
薬膳では、とうもろこしは脾胃(胃腸)の働きを助けて気を補う「補気」の食材とされ、夏バテによる疲労感や食欲不振をやさしく支えてくれます。
また、余分な水分の巡りを助ける「利水」の働きもあるため、湿度が高くむくみやすい日本の夏にもぴったりの食材です。
さらに、豆乳を合わせることで、体に潤いを与えながら良質なたんぱく質も補うことができます。
豆乳は薬膳では体を潤し、乾燥によるほてりや喉の渇きを和らげる食材と考えられています。
とうもろこしの自然な甘みと豆乳のまろやかなコクが合わさることで、食欲が落ちた日でも無理なくいただける一品になります。
とうもろこしには食物繊維やビタミンB群も含まれており、エネルギー代謝を助け、夏の元気づくりをサポートします。旬の食材は、その季節の体が必要としている働きを備えていると考えられています。
毎日の食卓に旬の恵みを取り入れることは、自然のリズムに寄り添う薬膳養生の第一歩です。
とうもろこしと豆乳の冷製スープ
【材料】(2人分)
- とうもろこし…1本
- 無調整豆乳…150ml
- 絹ごし豆腐…150g
- 昆布水…100ml(出汁昆布1g+水100ml)
- 塩麹…20g
- オリーブオイル…適宜
- 黒コショウ…適宜
【作り方】
① とうもろこしは茹でて実をそぎ落とす。豆腐は水切りし、昆布は水につけて冷蔵庫で冷やしておく。
② ボウルにとうもろこし、豆乳、豆腐、昆布水、塩麹を入れブレンダーでなめらかになるまで撹拌する。
③ 器に注ぎ、オリーブオイルと黒コショウをトッピングする

冷製スープとしていただく場合は、冷やしすぎず、冷蔵庫で軽く冷やす程度がおすすめです。
胃腸への負担を抑えながら、暑い日でもおいしく味わえます。
冷えが気になる方や胃腸が弱い方は、温かいスープとしていただくのもおすすめです。
その日の体調や体質に合わせて取り入れ、暑い夏を元気に乗り切りましょう。