Health care column

養生コラム

スパイスを活用して湿をとばし、巡りのケアを 。

2026.06.29


湿度の高い今の季節はなんとなく体が重い、むくみやすい、食欲がわかない、お腹の調子がすっきりしない、と感じる方は多いのではないでしょうか。
中医学では、この時期の不調は、空気中の湿気の影響を受けて体内にも「湿(しつ)」がたまりやすくなることが一因と考えられています。 




「湿」は粘り気があり、体の巡りを滞らせる性質があります。
そのため、頭が重い、だるい、眠気が強い、胃腸の働きが低下する、関節が重だるく感じるなど、さまざまな症状が現れやすくなります。
特に胃腸は「湿」に弱い臓器とされているため、消化吸収の力が落ちると、さらに湿がたまりやすいという悪循環に陥ることもあります。 

6月の薬膳料理教室で作った薬膳カレー




そんな季節に上手に取り入れたいのが、香り豊かなスパイスです。
中医学では、香りのよい食材には気の巡りを促し、余分な湿を発散させる働きがあると考えられています。
 




例えば、生姜は体を温めて胃腸の働きを助け、消化を促します。
山椒や黒こしょうは巡りを高め、冷えによる停滞を和らげます。
シナモンは体を内側から温め、クローブやカルダモンは爽やかな香りで胃腸の働きをサポートしてくれます。
カレーに使われるクミンやコリアンダーなども、食欲増進や消化を助ける代表的なスパイスです。
いづれも程よい発汗を促し体にたまった余分な湿を発散してくれます。 

とはいえ、たくさん摂ればよいというものではありません。
辛味の強いスパイスは汗をかきやすくする反面、摂り過ぎると体の潤いを消耗することもあります。
程よい辛さのお料理を少量ずつ取り入れるのがおすすめです。
さらに、冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい食事は湿をためやすいとされるため、この時期は控えめに。
温かいスープやお茶とともに、スパイスを上手に活用することをおすすめします。 

今の季節におすすめの日々是薬膳薬膳茶は、「排毒茶」「巡気茶」
むくみの原因となる余分な水をスッキリ排出し、滞りがちな気の巡りを促してくれます。