Health care column

養生コラム

日光を背面に浴びる時間

2024.12.24

今年は12月21日に冬至をむかえました。
「陰極まりて陽生ず」「一陽来復」という言葉があり、陰陽五行説ではこの日を境に陽の気が増していくと考えます。
つまり日照時間が長くなり、太陽の光を浴びる時間が増えるということ。
これからが寒さの本番。
太陽の光を浴びて「陽気」を取り入れたいところです。

私は冬の午前中に、太陽の光を浴びる時間をとるようにしています。
晴れた日はリビングのロールスクリーンを全開にし、太陽の光を背中に浴びながら30分程読書をします。体の背面には「督脈」といわれる経絡(気と血を流す通り道)があります。

督脈は全身の陽経をまとめる役割があります。
背中に日光を当て温めることで全身に陽気が巡るので冷えの改善にとても効果的です。
30分程かけてゆっくり温めると末端までポカポカに。
冷えにお悩みの方、睡眠の質を上げたい方は特におすすめします。

日々是薬膳の「温巡茶」は冷え対策にピッタリ。
末端の冷えに桂皮を、お腹の冷えに生姜をブレンド。
飲むとポカポカとお腹の底から温まるのを感じられます。
おすすめの飲み方は、保温できるタンブラーにティーバッグをいれ熱湯を注ぎ、ティーバッグは取り出さずにそのまま持ち歩きます。


冷えを感じるときにこまめに飲むと良いですよ。
体を温める習慣は風邪予防にも効果的です。
普段の生活に積極的に取り入れて、元気に年越しを迎えましょう。