2026年になりました。
皆さんはどのような年末年始をお過ごしになられましたでしょうか。
私は娘とともに東京の妹宅に9日間滞在して、
美味しい物を食べに食べ、日本酒やワインを飲み、
少し太って帰ってきました。
もちろん食の仕事のためのリサーチがメインですが、ちょっとやりすぎましたね。
(体重は徐々に戻っています。これも薬膳の得意分野。)
クリスマス、忘年会、親戚の食事会、新年会とイベント事盛りだくさんでご馳走を食べる機会も多いため、胃腸疲れが出やすい時期でもあります。
胃もたれ、お腹の張り、下痢、身体の重だるさやむくみなどがある方は要注意。
頑張った胃腸を休めてあげましょう。
そんな時にこそ取り入れたいのは養生食「お粥」。
お粥といえば、風邪をひいた時や食欲がない時に仕方なく食べる、というようなマイナスイメージの強い食べ物だという声を良く耳にしますが、薬膳でみるお粥は、
「胃腸をいたわり、気を補い、身体を温め、潤し、体をリセットする」
という年末年始の胃腸疲れにぴったりな効能がそろっています。
また、中国には古くから「粥有十利(しゅうゆうじゅり)」という言葉があり、お粥には十の利(徳)があるとされています。
一、【色】体の血つやが良くなる
二、【力】気力・体力をつける
三、【寿】寿命をのばす
四、【楽】体が楽になる
五、【詞清辯】頭が冴え、言葉が清く爽やかになる
六、【宿食除】消化が良くもたれない
七、【風除】風邪をひかない
八、【飢消】飢え満たす
九、【渇消】のどの渇きを癒す
十、【大小便調適】便通をよくする
これだけ多くの徳があるお粥は、体のリセットだけではなく、続けるほどに心身を整えてくれる養生食。お粥を食べるおすすめのタイミングは朝ごはん。
陰陽学では午前中が陽の時間ですので、朝ごはんにお粥を食べて胃腸をゆっくりと温めて潤すことをおすすめします。
むくみが気になる時は昆布出汁、貧血気味な時は鰹出汁、気力の低下を感じる時は椎茸出汁でお粥を作るといいですよ。
日々是薬膳の養生出汁は、風邪予防に効果の高い板藍根と北海道産昆布、枕崎の鰹で構成された美味しいお出汁。
生薬の風味はほとんどなく、すっきりとした綺麗な美味しいお出汁がとれます。
出汁が美味しいと味付けは塩のみでも風味豊かな美味しいお粥が作れます。
お粥の十徳を活かして、頑張った体をいたわりましょう。
