普段のおうちごはんで最も登場頻度の高い野菜はキャベツです。
いまの時季は春キャベツが美味しいですよね~♪
キャベツは年間を通して価格が安定していますし、生で良し、焼いて良し、煮て良しとアレンジもしやすいのでとにかくよく使いますが、理由はそれだけではありません。
薬膳では、キャベツは胃腸の働きを高める天然の胃腸薬とされ、胃もたれや胃痛、腹部膨満感、ゲップを改善します。
また、ビタミンKやキャベジンと呼ばれるビタミンUが豊富で、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にして粘膜の修復を促し、潰瘍を予防する効果もあります。
さらに、食欲を増進する作用もあるため、胃腸の働きの改善と合わせて、体全体の「気(生命力)」も高まります。
虚弱体質や疲れやすい人にもとてもおすすめです。
時季的なことを言うと、花粉症などのアレルギー疾患がある方は、アレルギー症状によって傷んだ粘膜や皮膚の修復が期待できるので積極的に食べて頂きたいです。
一見とてもポピュラーな野菜ですが実はこんなにも優秀。
食材の効能を知ってから食するとありがたみが増して、余計美味しく感じるかもしれませんね。