Health care column

養生コラム

「巡り」と「排出」のバランスを整える豆類

2026.04.27

春から初夏へと移り変わるこの時期は、
寒暖差や環境の変化により自律神経が乱れやすく、
腸の働きも影響を受けやすくなります。

中医学では、消化吸収を担う「脾(胃腸)」は湿に弱いとされ、
体内に余分な水分がたまることで、むくみやだるさ、食欲不振、便通の乱れといった不調が現れやすくなります。

いわゆる「なんとなく重だるい」感覚は、湿が関係していることも少なくありません。

こうした季節におすすめしたいのが「豆類」です。
豆類は脾の働きを助け、気を補いながら、同時に余分な水分を排出する“利水作用”を持つのが大きな特徴です。

特に小豆は体内の水分代謝を整え、むくみの改善に役立ち、
緑豆は体の余分な熱を冷ましながら解毒を促すため、春から初夏にかけての不調に適しています。
黒豆は血を養い、体を内側から支える力もあるため、女性の体調管理にも心強い食材です。

さらに、この時期に旬を迎えるえんどう豆もぜひ取り入れたい食材のひとつです。
えんどう豆は脾と胃をやさしく補い、気を養いながら消化機能を整える働きがあります。
性質は比較的おだやかで、胃腸に負担をかけにくく、豆類の中でも取り入れやすいのが特徴です。
ほんのりとした甘みは気を緩やかに補い、春の緊張でこわばりがちな心身をやさしくゆるめてくれます。

豆類は体に良い反面、消化に負担がかかることもあるため、
しっかりと浸水させてからやわらかく煮る、温かい状態で食べるなどの工夫が大切です。日々の食事に無理なく取り入れ、「巡り」と「排出」のバランスを整えることで、湿に負けない軽やかな体を育てていきましょう。

今の季節におすすめするのが日々是薬膳の薬膳茶、排毒茶巡気茶
むくみの原因となる余分な水をスッキリ排出し、滞りがちな気の巡りを促してくれます。