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Health care column

養生コラム

秋の乾燥に寄り添う薬膳食材『白キクラゲ』 

2026.10.21

秋が深まるにつれ、肌のかさつきや喉の乾燥が気になり始める季節。
中医学では、秋は「燥邪(そうじゃ)」の影響を受けやすいと考えます。
燥邪とは、乾燥によって身体に不調をもたらす邪気のこと。
特に、呼吸器と関わりの深い「肺」は乾燥を嫌うとされ、喉や鼻の乾燥、空咳、肌のかさつきなどに気を配りたい時期です。 

そんな秋の養生におすすめしたい食材が、白きくらげです。 

白きくらげは、薬膳では「滋陰潤肺(じいんじゅんぱい)」の食材として知られています。
これは、身体に必要な潤いを養い、肺を潤すという意味。中医学でいう「陰」とは、身体を潤し、冷まし、支える大切な要素です。
乾燥が気になる秋には、食事から潤いを意識した養生を取り入れたいものです。 


白きくらげは、美容の分野で「植物性コラーゲン」と呼ばれることもあります。
実際にコラーゲンを含むわけではありませんが、豊富な多糖類による、ぷるんとなめらかな食感が特徴です。

また、食物繊維やカリウムなどのミネラルも含まれ、食物繊維は便通を整える食生活に役立ちます。
薬膳の知恵と栄養学の両方から、その魅力を知ることができます。 

白きくらげは、鶏肉や豆腐と一緒にスープにしたり、れんこんなどの秋の食材と合わせて煮物にしたりと、さまざまな料理に活用できます。水で戻してよく洗い、石づきを取り除いてから加熱調理すると、独特の食感を楽しめます。 

季節の変化に合わせて食材を選び、毎日の食事を少しずつ整えることも養生のひとつ。
空気が乾燥し始めるこの季節、白きくらげを食卓に取り入れて、身体の内側から潤う秋の養生を。