Health care column

養生コラム

 小豆粥で季節の養生を 

2026.05.29

梅雨から夏にかけて、湿度の高い季節になると、
「なんとなく身体が重い」「むくみやすい」「胃がもたれる」「食欲が落ちる」と感じる方が増えてきます。

中医学では、この時期の不調の原因のひとつに「湿邪(しつじゃ)」があると考えます。
湿邪は、身体の中に余分な水分を溜め込み、気の巡りや胃腸の働きを妨げる性質があります。
特に胃腸を司る「脾」は湿に弱いため、湿度が高くなると消化吸収の力が低下し、疲労感やむくみ、頭重感などが現れやすくなります。 

そんな季節の養生におすすめなのが「小豆粥」です。
小豆は余分な水分を排出し水の巡りを助け、浮腫みを解消しながら胃腸を整える効果があり、
漢方の生薬『赤小豆(せきしょうず)』としても使われます。

 

煮汁に効能が多く溶けだすので余すところなく使うならお粥にするのがおすすめ。
乾燥小豆は洗ったらまずサッとゆでてゆで汁は捨て、新しい水で柔らかくなるまで煮ます。
煮汁をお粥に使えは小豆の効能を丸ごと取り入れることが出来ます。 

さらに、お粥は消化吸収に優れ、弱った胃腸をやさしく養ってくれます。
湿度の高い時期は、冷たい飲み物や生ものを摂りすぎて胃腸が疲れやすくなりますが、
温かいお粥は内側から脾胃をいたわり、気を補いながら水分代謝を整えてくれます。 

「身体が重い」「朝からすっきりしない」「雨の日にだるくなる」という方は、
ぜひ日々の食養生に小豆粥を取り入れてみてください。季節に合わせた食事は、身体を整える大切な知恵です。湿気に負けない身体づくりのために毎日の食事に取り入れてみてください。 

今の季節におすすめの日々是薬膳薬膳茶は、「排毒茶」「巡気茶」。むくみの原因となる余分な水をスッキリ排出し、滞りがちな気の巡りを促してくれます。